
こんにちは。
今回は、10/3のカンブリア宮殿に出演される
佐藤章(さとうあきら)さんについて、紹介します。
佐藤章さんは、キリンの営業・マーケティングで実績を上げ、
さらにそこから湖池屋の社長に抜擢されたという異色の経営者です。
湖池屋社長に就任してから、いままで業界が作っていた量産型のポテトチップスとは一線を画した
高級ポテトチップスの路線を打ち出すなど、その改革は止まりません。
そんな佐藤章さんのプロフィールや経歴、
経営に対する考えや起こしてきたイノベーションについてまとめていきます。
記事の目次(クリックで飛べます)
佐藤章さんのプロフィールは?

引用元:https://100banch.com/magazine/11729/
- 名前:佐藤章(さとうあきら)
- 役職:湖池屋代表取締役社長
- 年齢:情報なし
- SNS:なし
佐藤章さんは、湖池屋の代表取締役社長です。
佐藤章さんの経歴を調べてみた

引用元:https://agenda-note.com/brands/detail/id=1387
- 1982年 キリンビールに就職
- 1990年 営業からマーケッターに転向、その後キリンビバレッジで清涼飲料水の道へ
- 1992年 キリンのドイツ・ミュンヘン研修で現地のビール醸造を見学
- 2008年 キリンビールに戻る
- 2009年 ノンアルコールビール「キリンフリー」を世に送り出す
- 2016年 湖池屋社長に就任
最初はキリンビールに勤められていたんですね。
そこからキリンビバレッジで清涼飲料水の道を歩みます。
が、ここでなかなか結果が出ず、挫折の期間が長かったんだとか。
そして1992年、キリンのドイツ・ミュンヘン研修。
現地のビール醸造職人の仕事ぶりを見て、
と気づいた瞬間、佐藤さんのカリスママーケターの道が始まり、ヒットメーカへと上り詰めたそうです。
また、2009年のキリンフリー開発は、飲酒運転の悲しい事故をなくそうと企業にできることを探した結果。
「これからは、社会貢献も商品開発の鍵になる」という佐藤さんの考えの深い部分を作っています。
なぜか調べてみると、日進ホールディングスCEOの安藤宏基さんに「スナック菓子業界全体を大きくしてみないか」と誘われ、
食に携わりたいという夢を叶えるかたちで湖池屋社長に就任していたようです。
キリンの営業から始め、清涼飲料水・アルコールのマーケッターに。挫折を乗り越えヒットメーカになり、そこからさらに湖池屋に社長として引き抜かれる。
佐藤章さんの経営方針や手腕に迫る

引用元:https://www.google.com/url?sa=i&source=images&cd=&cad=rja&uact=8&ved=2ahUKEwiD7YuvyfPkAhWHfXAKHQHXCVAQjhx6BAgBEAI&url=https%3A%2F%2Fheadlines.yahoo.co.jp%2Farticle%3Fa%3D20190624-00000001-economist-bus_all&psig=AOvVaw0VOuD6gqsu4hsroJS8qVLC&ust=1569761765106237
魅力ある商品を開発するために、
若手に対して「君はどんなものをつくりたいの?」
と尋ねるようにしています(中略)
社員が意欲を持って面白がって取り組んだことが、
結果的に社会の課題を解決し、
企業としての価値を高めていく──
そんなふうに企業経営を舵取りしていかなければなりません。
佐藤さんは、社員に上下関係と言うよりアイデアを求めているようです。
ずっと同じ人が同じ考えで作っていたら、同じような製品しか生まれない。
つくりたいものをつくることが熱意になるから、それを経営に組み込んでいけばいい。
湖池屋の経営を引き継いだ佐藤さんは、「トップを追うのではなく、ニッチな分野を攻めよう」と決めます。
素材や味、質、包装にまでこだわり抜いた、「KOIKEYA PRIDE POTATO」の完成です。

引用元:https://entabe.jp/news/gourmet/16786/koikeya-pride-potato-to-be-sold-again
佐藤さんは、「経営していく上で競合他社は一切見ない」と言い切っています。
右にならえの商品を作っても、お客様のこころは動かない。
だったらなにか特徴を極めてぶち抜こう、というのが方針なんですね。
最後に、マーケターの経験をどう経営に生かしているのか見ていきましょう。
佐藤さんいわく、マーケターに必要なのは、仮設を立てて実験していく力だそうです。
仮説→実験→成果確認、のループは、経営で言うと「イノベーション」の分野に当たるんだとか。
新しい商品の開発は、イノベーションです。
「KOIKEYA PRIDE POTATO」の売れ行きのよさは、
という仮設を立て、実験していった結果ですよね。
「仮設を立て、一つずつ具現化して、お客様に判断をあおいでいきたい」
と語る佐藤さん。
常に論理的に考え、「お客様のためにどうするのが最適か」を考え尽くす真剣な姿勢がわかります。
また、量産型のスナック菓子業界の常識を変えた佐藤さんはまさに、イノベーターと呼べるしょう。
佐藤章さんはこれからどんなイノベーションを起こすのか?

引用元:https://agenda-note.com/brands/detail/id=1387
イノベーターの佐藤さんですが、これからの展望はあるのでしょうか。
まず、「KOIKEYA PRIDE POTATO」の売れ行きを見て、「大人のプチ贅沢ブームがきている」と鋭く読み取っています。
みんなでワイワイ食べるスナック菓子が、自分ひとりへのご褒美になる。
まさに「KOIKEYA PRIDE POTATO」は時代の最先端を行ってるんですね。
また、最近は健康ブームで、スナック菓子を食べづらい人も多くいます。
しかし佐藤さんは健康志向を「逆風」とは捉えず、
健康志向のスナックってどんなものになるんでしょうね。
「老舗で和風でちょっと高級」という新しいイメージに塗り替えようとしています。
佐藤さんのイノベーションは、とどまるところを知りません。
まとめ:佐藤章さんはキリン・日清が認めた凄腕イノベーターだった!

引用元:https://newspicks.com/news/3967538/
今回は、カンブリア宮殿に出演される
佐藤章(さとうあきら)さんについて、まとめていきました。
キリンから湖池屋に渡って経営者になった、という経歴が驚きで、最初はどんな人なのか想像も付きませんでした。
だけど調べていくと、ただひたすら「お客様のために」「社会のために」何をすればよいのかを考え、実行している。
また、湖池屋の強みを「老舗であること」と瞬時に見抜き、
和風・高級路線にかじを切ったその手腕はまさにイノベーター。
これからも様々な業界を渡り歩いてきた経験豊富な社長として、
湖池屋に、そしてスナック菓子業界全体にイノベーションを起こし続けるのでしょう。
では、今回は以上です。ありがとうございました。
執筆者:ウド マツリ